人生は物語の中で

現実の僕は詰んだ、僕は作品の中で生きる。

2回目のはじめまして

失われた時を求めて、僕は筆を取ると決めた。

 

 

 

自分で自分を縛って19年生きてきた。

幸せを自分で振り払い、不幸を自分で掴んで生きてきた。

自分で選ばなかったのに、選べなかったように振る舞い生きてきた。そう思い込んで、いや、無意識に不幸な自分でいたかったのだろう。不幸だと自分に説明がつくから。自分の間違いを納得できるから。

 

 

僕はこの失われた時を取り返すために筆をとる。

 

 

ーーーここで刻まれるは、もうひとりの僕の生きた証。